最短10分で完了! 初心者向け VS Code の入れ方 Windows / Mac の手順を図で解説

「まずは道具を整える」が最短ルート。Visual Studio Code(VS Code)は軽快で拡張も豊富。ここでは WindowsmacOS の導入、日本語化おすすめ拡張初期設定Hello World までを迷わず終わらせます。

事前に知っておくこと

  • VS Codeは無料・軽量・拡張が豊富なエディタです(IDEではありません)。
  • 各言語を動かすには、別途実行環境(例:Node.js/Python/Javaなど)が必要です。
  • 公式:https://code.visualstudio.com/(ダウンロードはここから)
インストールの流れ(Windows/Mac共通)
ダウンロード インストール 日本語化 初期設定

Windowsに入れる(最短)

  1. 公式サイトへ:code.visualstudio.comWindows x64 をクリック。
  2. ダウンロードした VSCodeUserSetup-x64-*.exe を起動。
    セットアップでは次のチェックを推奨
    • Add “Open with Code” action to context menu(右クリックに追加)
    • Add to PATH(コマンドラインから code を使える)
    • デスクトップにショートカットを作成(任意)
  3. 完了後、スタートメニューから VS Code を起動。
インストールに失敗する/権限がない場合

管理者権限が必要な環境では、システム版ではなくユーザーインストーラーを使うと通りやすいです。

Macに入れる(最短)

  1. 公式サイトへ:code.visualstudio.commacOS をクリック(Universal版)。
  2. ダウンロードした .dmg を開き、Visual Studio Code.appApplications へドラッグ。
  3. 初回起動でブロックされたら:システム設定 → プライバシーとセキュリティ で「このまま開く」。
  4. ターミナルから code を使えるようにする:
    VS Codeで Cmd + Shift + P → 「Shell Command: Install ‘code’ command in PATH」を実行。

日本語化と言語パック

  1. 左サイドバーの拡張機能(四角いアイコン)を開く。
  2. Japanese Language Pack for Visual Studio Code を検索してインストール
  3. 右下の再起動ボタン、または「表示言語を変更」で日本語に切替。

最初にやる初期設定(コピペ可)

以下は「設定(JSON)」に追記するだけでOK。
コマンドパレットで 基本設定: 設定 (JSON) を開く → 右側のJSONに貼り付け。

{
  "editor.fontSize": 15,
  "editor.tabSize": 2,
  "editor.insertSpaces": true,
  "editor.rulers": [80, 100],
  "files.autoSave": "afterDelay",
  "files.autoSaveDelay": 800,
  "editor.renderWhitespace": "selection",
  "terminal.integrated.defaultProfile.windows": "PowerShell",
  "explorer.confirmDelete": false,
  "workbench.startupEditor": "newUntitledFile"
}

※ 迷ったら「ファイル → ユーザー設定 → 設定」からGUIで同様に変更できます。

初心者に効くおすすめ拡張

Japanese Language Pack

UIを日本語化。初回に入れておくと迷わない。

Prettier

コード自動整形。保存時フォーマットにするとキレイが続く。

ESLint

JavaScriptの品質チェック。チュートリアルに沿って初期化。

Python

Pythonを書くなら必須。Lint/デバッグも一括対応。

Java Extension Pack

Javaの開発向け(Language Support, Debuggerなど)。

GitLens

誰がいつどこを変更したかを可視化。学習にも役立つ。

保存時に自動整形(Prettier)
{
  "editor.defaultFormatter": "esbenp.prettier-vscode",
  "editor.formatOnSave": true
}

Hello World(保存→実行)

ここではインストール直後でも試せる HTML を例にします(ブラウザで動く)。

<!doctype html>
<html lang="ja">
<meta charset="utf-8">
<title>Hello VS Code</title>
<h1>Hello VS Code!</h1>
<p>編集→保存→ブラウザで開けばOK。</p>
  1. VS Codeでフォルダを作成(例:hello-vscode)。
  2. 上のコードを index.html として保存。
  3. エクスプローラーで右クリック→既定のブラウザで開く
    Live Server拡張を入れると自動リロードで快適)

※ Python や Node.js を実行したい場合は、それぞれ Python / Node.js を別途インストールしてから実行してください。

よくあるつまずき

  • code コマンドが使えない:Macは「Shell Command: Install ‘code’ command in PATH」を実行。Windowsはインストーラーで「Add to PATH」を有効にして再起動。
  • 日本語が文字化け:右下のエンコーディングを UTF-8 に切替。保存時に再エンコード可。
  • 拡張がインストールできない:ネットワーク/プロキシ設定を確認(設定で「proxy」を検索)。
  • フォントが見づらいeditor.fontSizeeditor.lineHeight を上げる。等幅フォントの導入も効果的。

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FAQ

VS Code と Visual Studio は別物?

別物です。VS Codeは軽量エディタ、Visual StudioはWindows向けの大型IDEです。初心者にはVS Codeが扱いやすいです。

どの言語を始めるのが良い?

WebならJavaScript、データ分析ならPython、業務システムならJavaが定番。VS Codeはどれにも対応できます。

著者:まーくん|更新日:2025-09-04