2025年 9月 の投稿一覧

【保存版】エンジニアの自己紹介テンプレ50選|60秒/120秒/SES面談/カジュアル/英語対応

  

【保存版】エンジニアの自己紹介テンプレ50選|60秒/120秒/SES面談/カジュアル/英語対応

面接・現場面談・カジュアル面談・LT/Meetupなど、状況別に使える自己紹介テンプレを網羅。
60秒/120秒の長さ別、SES客先常駐面談向け、英語版、新卒〜中堅〜リードまで、すべてコピペ可の文章と作り方の「型」を収録しました。

1. 自己紹介は「型」で決まる:HCC/STAR

短時間で伝えるにはHCC(Hook→Core→Close)とSTAR(Situation/Task/Action/Result)の2本柱。

  • H(Hook):一言で役割・強み(例:「Java/SpringでAPI基盤が得意です」
  • C(Core):代表実績を数値で(例:「障害工数を月8h→1h」
  • C(Close):今回の場への適合(例:「本案件では〜で貢献します」

120秒なら、Coreの部分をSTARで深掘りし、結果を数値化して締めます。

2. 【60秒】万能テンプレ(新卒/若手/中堅)

60秒・若手/中堅(汎用)
【氏名】と申します。【役割/得意領域】を中心に通算X年、直近は【プロジェクト1文】に従事しました。
代表実績は、【成果1(数値)】/【成果2(数値)】です。
強みは【強み1】と【強み2】で、【具体例1】により【結果】を出しました。
本ポジションでは【貢献領域】で早期立ち上がりに貢献します。よろしくお願いします。
      
60秒・新卒/第二新卒(未経験可)
【氏名】です。学習領域は【学習技術】で、【制作物/チーム開発】では【役割】を担当しました。
【課題】に対し【取組】を行い、【数値】の改善を経験。
業務経験は浅いですが、【週X回の学習/アウトプット】を継続し、【入社後の短期計画】でキャッチアップします。
本件では【サポート可能な領域】から貢献します。
      
60秒・リード/テックリード
【氏名】です。バックエンドを中心にX年、直近は【チーム規模】の開発リードとして
品質基準とレビュー方針を整備、【MTTR/障害率/Lead Time】を【数値】改善しました。
技術選定と標準化が強みで、今回も【対象領域】の方針づくりと育成に貢献します。
      

3. 【120秒】深掘りテンプレ(プロジェクト型)

120秒・STAR法(API改修例)
【氏名】です。【役割】としてX年、直近はECの決済改修(3名/2ヶ月)に参画しました。
S: 現状、決済エラーの再現性が低く、運用負荷が高い課題がありました。
T: エラー種別の可視化と再発防止がミッションでした。
A: 例外ハンドリングを標準化し、ログに相関IDを付与、ユニットテストのカバレッジを80%まで引き上げました。
R: 障害工数は月8h→1h、リリース後2ヶ月の問合せ0件を達成。
本案件では【該当領域】で同様の再発防止策を適用し、早期安定化に貢献します。
      
120秒・モバイル/フロントエンド例
【氏名】です。React/TypeScriptでのUI改善を担当し、コア画面のFCPを【数値】%改善しました。
S/T: 問合せが多いフォーム画面の離脱率改善が課題。
A: バリデーション設計とフィールド分割、遅延ロードを実施。
R: 完了率が【数値】%→【数値】%に改善。今回も同様の仮説検証サイクルでUI/UXを改善します。
      

4. 【SES/客先常駐面談】即戦力を示すテンプレ

評価軸は「立ち上がりの早さ×コミュニケーション×勤怠安定」。

60秒・SES現場面談
【氏名】です。Java/SpringでAPI開発をX年担当し、直近は例外処理の標準化で障害工数を月8h→1hに削減しました。
初週は環境構築と既存コード把握、2週目から小粒タスクでPR、4週目までにエラー方針のドキュメント化まで対応します。
報連相は朝夕の2回を基本に、チケット単位で進捗共有します。
      
120秒・SES(折衝未経験の切り返し含む)
【氏名】です。直近はEC決済の安定化に注力し、ログ設計とテスト強化で問合せ0件を2ヶ月継続しました。
顧客折衝は単独経験が多くはありませんが、合意形成の手順(前提確認→選択肢提示→メリデメ→結論)で
レビューや社内調整を進めてきました。現場ではまず議事録作成と論点整理を担当し、2〜3回で単独進行に移行します。
初期は【該当技術】のタスクから着手し、2週目以降は【改善テーマ】の標準化に貢献します。
      

5. 【事業会社/受託】職能×成果を伝えるテンプレ

事業会社(プロダクト志向)
【氏名】です。プロダクトKPIに紐づく改善が得意で、直近は【指標】を【数値】改善しました。
仮説→計測→改善のサイクルを1スプリントで回す運用に強みがあります。今回も【対象KPI】改善で貢献します。
      
受託/開発会社(品質志向)
【氏名】です。要件整理〜テストまでの見える化を通じて、手戻り率を【数値】%削減しました。
レビュー観点の標準化とCIの整備で品質を担保します。短納期案件の安定運用に貢献します。
      

6. 【カジュアル面談】人となり重視テンプレ

カジュアル面談(文化適合)
【氏名】です。最近の関心は【技術/領域】で、週に【回数】回はアウトプットしています。
仕事では【価値観1/2】を大切にし、チームでは【ふるまい】を意識しています。
今日は貴社の【文化/開発の進め方】について学ばせてください。
      
ポートフォリオ連動
【氏名】です。ポートフォリオの【作品名】では【技術】で【機能】を実装し、【数値】の改善を確認しました。
どのような課題に取り組むと価値を出せるか、相互理解できれば嬉しいです。
      

7. 【LT/Meetup登壇】コミュニティ向けテンプレ

LT 60秒自己紹介
【氏名/所属】です。最近は【テーマ】に取り組み、【成果】をブログ/登壇で発信しています。
今日は【発表タイトル】の学びを共有します。よろしくお願いします。
      

8. 【英語版】60秒/120秒テンプレ

60s Elevator Pitch
Hi, I'm 【Name】, a 【Role】 with 【X】 years of experience in 【Tech/Domain】.
Recently I achieved 【achievement in numbers】. 
My strengths are 【strength1】 and 【strength2】.
For this role, I can contribute by 【contribution】 from week one.
      
120s STAR
Hi, I'm 【Name】.
Situation/Task: 【context & goal】.
Action: 【what you designed/built/changed】.
Result: 【metric improvements】.
I’d apply the same approach to 【this team's area】 to achieve 【target metric】.
      

9. 強み/弱み/失敗談の言い換え辞典(短文集)

  • 強み:課題分解/標準化/再発防止/計測設計/仮説検証/学習の継続性
  • 弱み:新技術の立ち上がりが遅い → 学習ルーチンとレビュー依頼で補完
  • 失敗談:要件の前提漏れ → チェックリスト化し再発0
  • 志向:品質・生産性・DX/DevEx・SRE・セキュリティ
短文パーツ(差し替え用)
強みは「再発防止の設計」です。例外方針とログ基盤で障害を【数値】削減しました。
弱みは「最初の見通しの甘さ」です。開始時にリスク登録とレビューを入れて補正しています。
学習は週【回数】回、【教材/発信】で定着を図っています。
      

10. 5分ワーク:あなた専用原稿を作る

  1. 役割・得意領域(例:バックエンド/Spring・API基盤)
  2. 代表実績×数値(例:障害工数月8h→1h、完了率30%→55%)
  3. 強み×具体例(例:例外方針の標準化で再発0)
  4. 今回の貢献(例:初月でタスク消化→標準化のドキュメント化)
穴埋めテンプレ(60秒/HCC)
【氏名】です。【役割/領域】を中心にX年、直近は【案件】に従事しました。
【成果1(数値)】と【成果2(数値)】が直近の実績です。
強みは【強み】で、【具体例】により【結果】を出しました。
本件では【貢献領域】で価値を出します。よろしくお願いします。
      

11. 避けたいNG表現と修正例

  • 抽象的:「色々やりました」→ 役割/規模/期間/数値に置換
  • 盛りすぎ:関与度は正確に。自分の決定と成果を分離して説明
  • 長すぎ:60秒は約150〜170字、120秒は約300〜350字を目安
  • 結論が遅い:HCCの順序(結論→理由→具体例→再結論)を維持

12. FAQ

Q. どのテンプレを選べばいい?

A. 面接は60秒→120秒の順で用意。SES現場はSESテンプレをベースに。

Q. 数値が出せません。

A. 「件数・率・時間・金額・期間」のどれかで代替。なければ「再現可能な手順」で示す。

Q. 未経験の領域はどう言えば?

A. 代替経験+短期計画(何を/いつ/どうやって)をセットで伝える。

Q. 英語が不安です。

A. 英語テンプレに2〜3つの数値を足すと説得力が上がります。

Q. カンペを読んでいる感が出ます。

A. 文末を短く、句読点で息継ぎ。録音→微調整がおすすめ。

【保存版】SESの客先常駐面談で気を付けること完全ガイド|準備・当日の立ち振る舞い・逆質問・NG例

【保存版】SESの客先常駐面談で気を付けること完全ガイド|準備・当日の立ち振る舞い・逆質問・NG例

SESの客先常駐面談は、スキル確認だけでなく「この人と一緒に働けるか」を見極める場です。本記事では、評価される観点準備チェックリスト当日の振る舞い逆質問やりがちなNGメールテンプレまで、明日から使える実践知をまとめました。Focus: 「SES 客先常駐 面談」

1. 面談の目的と評価ポイント

客先常駐面談は採用面接とは違い、「現場に適合するか」を短時間で判断する打合せに近い場です。主な評価軸は次の5つ。

  • 技術適合:必須スキルの経験年数/深さ、周辺知識
  • 業務理解力:要件の要約力、ドメイン理解、質問力
  • コミュニケーション:簡潔さ、結論先出し、敬語・態度
  • チーム適応:報連相の頻度、受け身でない姿勢、学習意欲
  • リスク管理:セキュリティ意識、勤怠安定性、体調/稼働の見通し

合格ラインは「現場の立ち上がりに支障がないコミュニケーションが円滑」。完璧なスキルセットよりも、不足をどう埋めるかの具体策が示せるかが鍵です。

2. 前日までの準備チェックリスト

  • 📄 スキルシート最終版:案件に合わせて要約1ページを冒頭に追加(強み3点・最近の実績3件・使える技術)
  • 🧭 職務経歴のタイムライン:年月・役割・チーム規模・成果を時系列で整理
  • 🧪 技術深掘り対策:主要技術3つに対し「原理/選定理由/代替案/失敗談→対策」を口頭で3分説明できるよう練習
  • 🎯 案件要求の読み込み:必須・尚可を分類し、満たせない項目に対する学習計画(いつ・何で・どれくらい)を明文化
  • 🗣️ ロールプレイ:自己紹介60秒版/120秒版、逆質問5問、NGワード回避
  • 🧰 オンライン準備:静かな環境、背景、カメラ位置、マイク、アカウント名(氏名+社名)を確認
  • 当日の段取り:5分前入室、表示名、資料のPDF化、共有テスト

3. スキルシート・経歴の伝え方(STAR法+数値化)

伝え方はSTAR法(Situation, Task, Action, Result)+数値化が基本。

  • S/T:「ECの決済改修(3人チーム/2ヶ月)」
  • A:「Spring BootでAPIを実装、例外ハンドリング標準化、ユニットテストカバレッジ80%」
  • R:「障害工数を月8h→1hに削減、リリース後の問合せ0件を2ヶ月継続」

Tips:「関与度」を誤魔化さない。自分がやった範囲・意思決定・成果を具体化し、再現できる力を示す。

4. よくある質問と模範回答(実践テンプレ)

4-1. 自己紹介(60秒)

社名の◯◯と申します。Java/Spring Bootを中心にWeb開発を2年担当し、直近はEC決済の不具合削減に注力しました。
障害分析と例外ハンドリング標準化で、月8時間の障害対応を1時間に削減しています。
本案件ではAPI実装とテスト整備で早期立ち上がりに貢献します。

4-2. 強み・弱み

  • 強み:課題の分解と標準化。問題の再発防止策まで落とし込む粘り強さ。
  • 弱み:新技術のキャッチアップに時間がかかることがあり、週2回のインプット枠を確保し改善中。

4-3. 技術深掘り(例:Springの例外処理方針)

「RESTではコントローラ層で@ControllerAdvice@ExceptionHandlerを用いて統一レスポンスに揃え、HTTP 4xx/5xxの使い分けを明確化。ビジネス例外は4xx、システム障害は5xxとして監視と連携」

4-4. 客先折衝の経験がない場合の回答

悪手:「ありません」「得意ではありません」で終わること。

良い例:

直接の顧客折衝は未経験ですが、要件の合意形成に必要な手順は理解しています。
社内レビューで「前提の確認→選択肢提示→メリデメ整理→結論」の順で合意を取る運用をしており、
現場ではまず先輩の同席のもとで議事録作成と論点整理を担当し、2~3回で単独進行できるように計画しています。

4-5. メンバーとして参画した際の貢献

「初週は環境構築と既存コードの読み込み、2週目から小粒タスクでPR、4週目までにエラー処理方針のドキュメント化まで対応」

5. 逆質問リスト(現場の内情を引き出す)

  1. この案件の今期のKPIと、エンジニアが直接影響できる指標は何ですか?
  2. レビュー体制(頻度/誰が/指摘観点)はどうなっていますか?
  3. 障害発生時の一次切り分けと連絡体制、SLA/夜間対応の有無は?
  4. 技術負債の棚卸しと返済計画はありますか?直近で解消したものは?
  5. オンボーディングの1~4週目の期待役割を教えてください。
  6. チームの雰囲気(雑談・相談のしやすさ)や情報共有のツールは?
  7. 服装・PC持ち込み・セキュリティ(USB/印刷/ログ)のルールは?
  8. 稼働安定性(残業の季節変動)と直近3ヶ月の実績は?

6. 当日の立ち振る舞い(対面/オンライン)

対面

  • 5分前到着。入室時はドア3回ノック→名乗り→一礼→着席は指示後。
  • 荷物は椅子の横、スマホはマナーモードでカバンの中。
  • 回答は「結論→理由→具体例→再結論」。長くなりそうなら冒頭で所要時間を宣言。

オンライン

  • 表示名は「氏名|自社名」。背景は無地、カメラ目線、マイクは事前チェック。
  • 資料共有はウィンドウ単位。通知は事前にOFF。画面比率は100%で可読性確保。

7. NG例(やりがち)

  • 盛る/曖昧にする:突っ込まれると破綻。関与度・規模・工数は正確に。
  • 前職・現場の悪口:リスク人物認定。改善提案に言い換える。
  • 質問ゼロ:関心なしと判断されがち。最低3問は用意。
  • 「やったことないです」で終わる:代替経験と学習計画で補完。

8. セキュリティ・コンプライアンス配慮

  • 案件名・社名・機密情報は外部に持ち出さない(録音・撮影・スクショ禁止)。
  • 私物PCの利用可否、USB・印刷のルール、ログ監査の範囲を確認。
  • 生成AIの利用方針(コード貼付の可否・匿名化基準)を事前に確認。

9. 条件確認テンプレ(要点)

  • 勤務時間・コアタイム・残業実績/清算幅
  • 体制(役割/レビュー責任者/連絡チャネル)
  • 技術スタック(言語/FW/CI/監視/課題管理)
  • 環境(OS/IDE/リポジトリ/権限付与のリードタイム)
  • 服装・入館・機材・席の種別(固定/フリー)

10. 面談後のフォロー(お礼メールテンプレ)

お礼メール(コピペ可)
件名:本日の面談のお礼(氏名|◯◯株式会社)

◯◯株式会社 ◯◯様

本日はお忙しい中、面談のお時間をいただきありがとうございました。
案件の目的(◯◯)や体制、レビュー方針について理解が深まりました。

私からは、初月は環境構築と既存コードの把握、2週目以降は小粒タスクから
PRを通じてキャッチアップし、4週目までにエラー処理方針のドキュメント化まで
対応したいと考えております。

ご検討のほど、何卒よろしくお願いいたします。
——
氏名(フリガナ)
所属:◯◯株式会社
連絡先:xxx@example.com / 080-xxxx-xxxx
      

11. まとめ

客先常駐面談は「即戦力×協働のしやすさ」の確認です。スキルの穴を隠すより、補完策と姿勢を具体的に示すことが最短合格への近道。
本記事のチェックリストとテンプレを使い、明日からの面談で再現してください。

12. FAQ

Q. 未経験技術が必須の場合は落ちますか?

A. 即戦力枠では厳しいこともありますが、代替経験+短期学習計画が明確なら通過例は多いです。

Q. 面談で失敗したかも…挽回できますか?

A. お礼メールで不足回答を補足するのは有効です。数行で要点を簡潔に。

Q. 逆質問は何問が適切?

A. 時間によりけりですが、3〜5問を目安に優先度順で。

Q. 服装やカメラはどこまで気にすべき?

A. 清潔感が最優先。オンラインは顔の明るさと声のクリアさを重視。

Q. 客先折衝の練習方法は?

A. ロールプレイ(議事進行・要件確認・結論整理)を録画して自省。型を持つと安定します。

初心者のための用語辞典:プログラミングでよく出る難しい言葉をやさしく解説

初心者のための用語辞典:プログラミングでよく出る難しい言葉をやさしく解説

「API?非同期?フレームワーク?」——まずは言葉から怖くなくしよう!
各用語は 一言定義つまずき の順で、コピペできるミニコード付き。末尾に 学習の次の一歩も案内しています。

A. コードの基本

変数 / 定数(variable / constant)

値を入れる変数は中身を変えられ、定数は変えない約束。

// JavaScript
let count = 0;    // 変数
const TAX = 0.1;  // 定数(上書き禁止)

つまずき:スコープ(届く範囲)で同名がかぶると混乱します。

型(type)

「これは数?文字?」というデータの種類。言語により厳しさ(静的/動的)が違う。

// Java
int n = 10;      // 整数
String s = "Hi"; // 文字列

つまずき:型変換(数 ⇄ 文字)で意図しない計算結果になりがち。

関数 / メソッド(function / method)

入力を受けて処理し、結果を返す小さなプログラム」。メソッドは「オブジェクトにぶら下がる関数」。

// JS
function add(a, b){ return a + b; }
add(2,3); // 5

パラメータ(定義側)」と「引数(呼び出し側)」を混同しない。

オブジェクト / クラス / OOP

関連するデータ+処理を1つにまとめる考え方。クラスは設計図、オブジェクトは実体。

// Java
class User { String name; void hello(){ System.out.println("Hi "+name); } }
User u = new User(); u.name = "Masa"; u.hello();

用語:カプセル化/継承/ポリモーフィズムはOOPの3本柱。

非同期(asynchronous)

待ち時間(通信など)の間に他の処理を進められるやり方。

// JS: async/await
async function getUser(){
  const res = await fetch('/api/user');
  return await res.json();
}

並行/並列スレッドと混同しやすい。非同期=必ずしも並列ではない。

例外 / 例外処理(exception / try-catch)

想定外のエラーが起きたときに処理を安全に中断・回復する仕組み。

// Java
try { Files.readString(Path.of("config.txt")); }
catch (IOException e) { System.err.println("設定が読めません"); }

握りつぶさず、原因をログに残す。ユーザーには丁寧なメッセージを。

正規表現(regex)

文字のパターンで検索・置換する記法。

// JS: メールっぽい文字列をざっくり検出
/.+@.+\..+/.test("hi@example.com") // → true

過度に複雑にしない。テスト用文字列で小さく試す。

B. Webの基礎

HTTP / HTTPS

ブラウザとサーバの会話ルール。HTTPSは暗号化して安全。

GET /index.html HTTP/1.1
Host: example.com

フォームやクリップボードAPIはHTTPS前提が多い。

API / REST

アプリ同士が決まりごとで情報をやりとりする窓口。RESTはURLとHTTPメソッドで操作を表す考え方。

# 例:/users を操作
GET /users       # 取得
POST /users      # 作成
PUT /users/1     # 更新
DELETE /users/1  # 削除

CRUD(Create/Read/Update/Delete)と対応づけて覚える。

DOM / CSS セレクタ

ブラウザがHTMLを木構造として扱う仕組み(DOM)。CSSセレクタはその木から要素を選ぶ。

// JS: id="msg" を書き換える
document.getElementById('msg').textContent = 'Hello';

特異性(specificity)が強いと上書きしにくい。クラス中心で設計を。

CORS

他サイトのAPIを使うときの安全ルール。サーバ側が許可ヘッダを返す必要あり。

Access-Control-Allow-Origin: https://your.site

ローカルで動くのに本番で失敗→許可オリジンの設定漏れが定番。

SPA / SSR

SPAはページ遷移をJSで行う単一ページ型。SSRはサーバでHTMLを作って返す。

SEOや初期表示はSSR有利。用途で使い分け。

C. データ/DB

JSON / YAML / XML

データの表現形式。JSONはブラウザと相性◎、YAMLは設定ファイルでよく使う。

// JSON
{"name":"Masa","age":21}

YAMLはインデント命。タブ/スペース混在でエラーに。

SQL / RDB

行と列で管理する関係データベースを操作する言語。

SELECT name FROM users WHERE age >= 20 ORDER BY age DESC;

インデックス(検索の近道)とトランザクション(処理のひとまとめ)は最重要。

NoSQL / キャッシュ

RDB以外のDB(文書型・キー値など)。キャッシュは結果の一時保存で高速化。

正解は1つじゃない。読み書き頻度/一貫性/スキーマで選ぶ。

D. ツール/開発プロセス

IDE / エディタ

IDEは開発に必要な機能全部入り(デバッガ等)。VS Codeは軽快エディタ+拡張で強化。

導入手順:VS Codeの入れ方Eclipseで最初のJavaプロジェクト

Git / GitHub

ファイルの履歴管理ツール。GitHubはその置き場所

git init
git add .
git commit -m "first"
git remote add origin URL
git push -u origin main

最短ガイド:Gitの超入門

ビルド / 依存管理(Maven/Gradle/npm/pip)

コードを動く形にまとめるのがビルド。他人のライブラリを使うのが依存管理。

# Node.js
npm init -y
npm install axios

Javaなら:Maven/Gradle超入門

CI/CD

コードをpushすると自動でテスト・ビルド・デプロイまで回る仕組み。

まずは小さく:テスト→ビルドだけでも価値が大きい。

Lint / フォーマッタ

Lintは品質チェック、フォーマッタは自動整形。保存時に実行すると楽。

// VS Code settings.json(例)
{
  "editor.defaultFormatter": "esbenp.prettier-vscode",
  "editor.formatOnSave": true
}

E. 設計/アーキテクチャ

フレームワーク vs ライブラリ

ライブラリはあなたが呼ぶ道具フレームワーク呼ばれる側(流れを握る)。

自由度はライブラリ>フレームワーク。学習コストは逆になりがち。

MVC / 責務分離

UI(View)、ロジック(Controller)、データ(Model)を分ける考え方。

1ファイルに全部書かない。役割ごとに場所を決める。

ステートレス

サーバが前回の状態を覚えない作り。スケールしやすい。

ログイン状態はトークンや外部セッションで扱う。

依存関係 / DI

部品同士の「頼り合い」。DIは外から部品を差し込むことで結合をゆるくする。

F. 計算・アルゴリズム

アルゴリズム / データ構造

解き方の手順(アルゴリズム)と、データの置き方(データ構造)。

// JS: スタック(後入れ先出し)
const stack = [];
stack.push(1); stack.push(2); // [1,2]
stack.pop(); // 2

計算量(Big-O)

データが増えたときに処理がどれだけ重くなるかの目安。

// O(n): 配列の合計
let sum = 0; for (const x of arr) sum += x;

ガーベジコレクション

不要になったメモリを自動回収する仕組み。Java/JSは自動、Cは手動に近い。

学習の次の一歩(おすすめルート)

  1. VS Code を導入(日本語化・拡張・保存時整形)
  2. Progateで概念を俯瞰 → ドットインストールで手を慣らす
  3. 模写コーディング(Codejump)→ 自作LP を1週間で完成
  4. Gitの超入門(学習ログを残す)
  5. ビルドと依存管理(チーム開発の入口)

著者:まーくん|更新日:2025-09-07

はじめてのプログラミング学習ロードマップ:VS Code導入 → Progate → ドットインストール → 模写コーディング → 自作LP → 就職/転職

はじめてのプログラミング学習ロードマップ

これから始める人向けに、最短で“作れる人”になるための流れを一本化。VS Code導入Progateドットインストール模写コーディング(Codejump)自作LP/サイト(AI活用で課題出し)→ 就職/転職 の順に、“何を・どのくらい・どう評価するか”まで具体化します。

VS Code Progate基礎固め ドットインストール手を動かす 模写(Codejump) 自作LP/サイト→応募
学びの順番を決めるだけで、迷いが激減します。

このロードマップで得られること

  • 学習を順番化し、迷いを0にする
  • “見て終わり”を防ぎ、必ず手が動く状態にする
  • ポートフォリオ(面接で見せられる成果物)が手元に残る

Step 0:VS Code を導入(最短10分)

まずは道具を整えます。VS Code は無料・軽量・拡張が豊富。初心者向け VS Code の入れ方を見ながら、日本語化・おすすめ拡張・保存時フォーマットまで終わらせましょう。

  • 最低限の拡張:Japanese Language Pack / Prettier / GitLens
  • Git も同時に使えるとベスト:Git超入門

Step 1:Progateで基礎固め(概念を一気に掴む)

Progate は図解+スライドで概念を素早く掴むのに最適。HTML/CSS/JavaScript(もしくはPython/Java)など、やりたい分野の道筋を一気に俯瞰しましょう。

  • 狙い:用語・全体像・代表的な文法を“覚える”ではなく見渡す
  • 目安:1〜2週間で2コース以上(メモ取り推奨)
  • アウトプット:重要語の1行定義をノート化(例:DOM=HTMLをツリーとして扱う仕組み)
  

ダウンロードはここから

Step 2:ドットインストールで“手”を育てる(短時間×反復)

ドットインストールは3分動画で“手を動かす習慣”がつきます。毎日2〜3本ずつでOK。止めて真似して打つ→詰まったら10秒戻す、を繰り返します。

  • 狙い:タイピングで迷わない指を作る(コピペでは伸びません)
  • 目安:1〜2週間、毎日30〜45分
  • アウトプット:やったことをそのままGitでコミット(学習ログが職歴の代わりになります)
  

ダウンロードはここから

Step 3:模写コーディング(Codejump推奨)

模写は設計目線を育てます。Codejump は学習向けに作例が整理されていて難易度調整しやすいのが利点。

  1. 作例を1つ選ぶ → まず完成イメージのスクショを保存
  2. 骨組み(HTML)→ 見た目(CSS)→ 動き(必要ならJS)の順で作る
  3. Figma/DevToolsで余白・フォント・色を計測して合わせる
  4. できたらBefore/Afterの画像をREADMEに並べる

コツ:スマホ幅→PC幅のモバイルファーストで作ると崩れにくい。

  ここからいけるよ!

Step 4:自作LP/ホームページを作る(AIで課題を出してもらう)

いきなり“完全オリジナル”はハード。まずはテーマを1つ決める(例:カフェLP、ポートフォリオ、架空サービス)。AIに要件定義を手伝ってもらい、短いスプリントで小さく作って小刻みに改善します。

AIへの依頼テンプレ(コピペOK)

あなたはウェブ制作の講師です。初心者向けに、1週間で完成できるランディングページ課題を出してください。
制約:HTML/CSS/プレーンJSのみ。長いアニメは禁止。スマホファースト。
出力:
1) ペルソナとサイト目的
2) 必要セクション(見出しと要素)
3) ワイヤーフレームのテキスト説明
4) 色・フォントの提案(Google Fonts)
5) 完成チェックリスト(アクセシビリティ/表示速度含む)

完成させるためのチェックリスト

  • 目的(1行)が冒頭に書ける
  • CTA(お問い合わせ/申込)が目立つ
  • スマホ幅(375px)で崩れない
  • Lighthouse で Performance 80+ / A11y 90+
  • READMEに機能・スクショ・学びを記載
  • 無料ホスティング(Vercel/Netlify等)にデプロイ済み

Step 5:作品を“職歴”に変える(就職/転職)

面接は作品×説明力で戦えます。3点セットを用意しましょう。

  1. GitHubリンク(コミット履歴で継続を示す)
  2. デプロイURL(スマホで開ける実物)
  3. README(目的/工夫/大変だった点/今後の改善)

READMEの雛形(コピペOK)

# プロジェクト名
- 目的(1行): 例)カフェの来店予約を増やすLP
- 役割: デザイン/コーディング/テスト
- 期間: 7日
- 技術: HTML/CSS/JS, Git, Lighthouse

## スクリーンショット
- Before(模写元/参考): 画像URL
- After(完成): 画像URL

## こだわり・工夫
- 例)ファーストビューのLCPを2.0s以下に最適化(画像の遅延読み込み)

## 難しかった点と解決
- 例)ヘッダー固定によるレイアウトずれ → sticky + padding-top で解決

## 今後の改善
- 例)フォームのバリデーション強化、アクセシビリティ改善

面接では「作り直すなら何を変えるか」を話せると評価が上がります。

学習スケジュール例(8週間)

Week 1

  • VS Code導入・日本語化・拡張
  • Git初回設定・学習ログ用リポジトリ作成

Week 2–3

  • Progateで基礎2コース
  • 用語の1行定義ノート

Week 4–5

  • ドットインストール毎日30–45分
  • 学習ログを毎日コミット

Week 6

  • Codejumpで模写1本完走
  • Before/AfterでREADME作成

Week 7–8

  • AIで課題をもらい自作LP完成
  • デプロイ→応募開始

よくあるつまずきと回避策

  • 動画を見て満足 → 毎回完了コミットを1つ残す(ログ=資産)
  • 完璧主義 → 小さく出す。LPは1週間で“良い未完成”を公開
  • 環境で迷子 → VS Code記事をブックマークして戻る / つまずきはREADMEに記録

FAQ

Progateとドットインストールは両方必要?

役割が違います。Progate=概念の俯瞰、ドットインストール=手を動かす練習。両方やると定着が早いです。

模写は何本やればいい?

最低1本完走。余裕があれば2本目で難易度を少し上げ、最後に自作LPへ進みます。

バックエンドをしたい場合は?

このロードマップの後に、Node.js/Python/Javaの基礎→簡単なAPI→フォーム送信のバックエンド化へ進むと良いです。

著者:まーくん|更新日:2025-09-07

Gitの超入門(VS Codeでも使える):初回設定・最初のコミット・リモート連携

インストール直後から10分で「履歴が残せる」「リモートにバックアップできる」状態へ。コマンドとVS Codeの両方で説明し、.gitignoreブランチの超基本も図解します。

関連:VS Codeの入れ方Maven/Gradle超入門

作業ツリー(Working Directory) ファイルを編集 ステージ(Index) git add ローカルリポジトリ git commit リモート git push

この記事のゴールと前提

  • Gitの基本の流れ(add → commit → push)が分かる
  • 初回設定(ユーザー情報・改行・ブランチ名)ができる
  • 最初のリポジトリ作成〜リモート連携まで完了する
  • VS Codeのソース管理ビューで同じことができる

前提:VS CodeGit(本体)が導入済み。

Step 0:初回設定(名前・メール・改行・デフォルトブランチ)

インストール直後に1回だけやればOKです。

# ← あなたの名前/メールに置き換え
git config --global user.name  "Your Name"
git config --global user.email "you@example.com"

# 改行コード:Windowsは true、macOS/Linux は input 推奨
git config --global core.autocrlf true    # Windows
# git config --global core.autocrlf input # macOS/Linux

# デフォルトブランチ名を main に統一
git config --global init.defaultBranch main

# 見やすいログ(お好みで)
git config --global format.pretty oneline
git config --global alias.last "log -1 --stat"
git config --global alias.tree "log --oneline --graph --decorate --all"

Step 1:リポジトリ作成と .gitignore

  1. 作業用フォルダを作成 → ターミナルで移動。
  2. git init でリポジトリ化。
  3. .gitignore を置いて、不要ファイルを履歴から除外。
mkdir hello-git && cd hello-git
git init
echo "# Hello Git" > README.md
.gitignore(Javaプロジェクト例)
# build / IDE
target/
build/
out/
.classpath
.project
.settings/
.gradle/
.idea/
*.iml

# OS / misc
.DS_Store
Thumbs.db
.gitignore(Node.js例)
node_modules/
dist/
.env
npm-debug.log*
yarn-error.log*

Step 2:ステージと最初のコミット

Gitは「作業ツリー → ステージ(インデックス) → リポジトリ」の三段構え。まずはステージへ載せます。

git status            # 変更の確認
git add README.md     # 変更をステージへ
git commit -m "初回コミット"

複数ファイルまとめてなら git add .。ただし余計なファイルを拾わないよう .gitignore を先に用意するのがコツ。

Step 3:リモート連携(GitHub等)

  1. GitHub/GitLab/Bitbucketなどで空のリポジトリを作成(READMEは未選択推奨)。
  2. ローカルからリモートURLを登録して、main を初回プッシュします。
# HTTPS 例(URLは自分のものに置き換え)
git remote add origin https://example.com/yourname/hello-git.git
git push -u origin main

# SSH 例(鍵を設定済みの場合)
# git remote add origin git@example.com:yourname/hello-git.git
# git push -u origin main

-u は、次回から git push だけで済むよう、追跡ブランチを結び付けるオプションです。

Step 4:ブランチの超基本

安全に作業するために、機能ごとにブランチを切ります。

# ブランチ作成&切り替え
git switch -c feature/readme-badge

# 変更 → 追加コミット
echo "Status: active" >> README.md
git add README.md
git commit -m "READMEにバッジ追加"

# mainへ取り込み(Fast-Forward)
git switch main
git merge feature/readme-badge
git push

競合が出たら、編集→git addgit commit の順で解決できます(VS Codeならエディタ内にコンフリクトマーカーが表示されます)。

VS Codeでの操作ポイント

  • ソース管理ビュー(左のY字アイコン):変更一覧→チェック(✓)でコミット。
  • ステージ/アンステージ:ファイル右の「+」「−」アイコンで操作。
  • ブランチ切替:左下のブランチ名をクリック→作成/切替。
  • 同期:ステータスバーの「⇅」で pull/push
  • 設定おすすめgit.autofetchtruediffEditor.ignoreTrimWhitespacefalse

よくあるエラーと対処

  • pushが拒否される:リモートに先行コミットあり。git pull --rebase → コンフリクト解消 → git push
  • Permission denied (publickey):SSH鍵未設定。まずはHTTPS URLを使うか、SSH鍵を作って登録。
  • 改行がぐちゃぐちゃ:Windowsは core.autocrlf true、Mac/Linuxは input に設定し直し。
  • 間違ってステージしたgit restore --staged <file>(VS Codeなら右クリック「ステージ解除」)。
  • 直前のコミットメッセージを直したいgit commit --amend(共有後は使わないのが原則)。

コマンド早見表(保存版)

# 状態確認
git status
git log --oneline --graph --decorate --all

# 追加・除外
git add .            # すべて追加(.gitignore は除外)
git restore --staged FILE
git restore FILE

# ブランチ
git branch           # 一覧
git switch -c BR     # 作成&切替
git merge BR         # 取り込み

# リモート
git remote -v
git push -u origin main
git pull --rebase

次に読む記事

FAQ

GitとGitHubの違いは?

Gitはバージョン管理の仕組み(ツール)。GitHubはGitリポジトリをホスティングするサービスの1つです。

VS CodeとEclipse(EGit)のどちらを使えば?

どちらでもOK。VS Codeは軽量で直感的、EclipseはEGitでIDE内完結。この記事のコマンドは両方でそのまま使えます。

著者:まーくん|更新日:2025-09-05

初心者向けVS Codeの入れ方:Windows/Macの完全ガイド

最短10分で完了! 初心者向け VS Code の入れ方 Windows / Mac の手順を図で解説

「まずは道具を整える」が最短ルート。Visual Studio Code(VS Code)は軽快で拡張も豊富。ここでは WindowsmacOS の導入、日本語化おすすめ拡張初期設定Hello World までを迷わず終わらせます。

事前に知っておくこと

  • VS Codeは無料・軽量・拡張が豊富なエディタです(IDEではありません)。
  • 各言語を動かすには、別途実行環境(例:Node.js/Python/Javaなど)が必要です。
  • 公式:https://code.visualstudio.com/(ダウンロードはここから)
インストールの流れ(Windows/Mac共通)
ダウンロード インストール 日本語化 初期設定

Windowsに入れる(最短)

  1. 公式サイトへ:code.visualstudio.comWindows x64 をクリック。
  2. ダウンロードした VSCodeUserSetup-x64-*.exe を起動。
    セットアップでは次のチェックを推奨
    • Add “Open with Code” action to context menu(右クリックに追加)
    • Add to PATH(コマンドラインから code を使える)
    • デスクトップにショートカットを作成(任意)
  3. 完了後、スタートメニューから VS Code を起動。
インストールに失敗する/権限がない場合

管理者権限が必要な環境では、システム版ではなくユーザーインストーラーを使うと通りやすいです。

Macに入れる(最短)

  1. 公式サイトへ:code.visualstudio.commacOS をクリック(Universal版)。
  2. ダウンロードした .dmg を開き、Visual Studio Code.appApplications へドラッグ。
  3. 初回起動でブロックされたら:システム設定 → プライバシーとセキュリティ で「このまま開く」。
  4. ターミナルから code を使えるようにする:
    VS Codeで Cmd + Shift + P → 「Shell Command: Install ‘code’ command in PATH」を実行。

日本語化と言語パック

  1. 左サイドバーの拡張機能(四角いアイコン)を開く。
  2. Japanese Language Pack for Visual Studio Code を検索してインストール
  3. 右下の再起動ボタン、または「表示言語を変更」で日本語に切替。

最初にやる初期設定(コピペ可)

以下は「設定(JSON)」に追記するだけでOK。
コマンドパレットで 基本設定: 設定 (JSON) を開く → 右側のJSONに貼り付け。

{
  "editor.fontSize": 15,
  "editor.tabSize": 2,
  "editor.insertSpaces": true,
  "editor.rulers": [80, 100],
  "files.autoSave": "afterDelay",
  "files.autoSaveDelay": 800,
  "editor.renderWhitespace": "selection",
  "terminal.integrated.defaultProfile.windows": "PowerShell",
  "explorer.confirmDelete": false,
  "workbench.startupEditor": "newUntitledFile"
}

※ 迷ったら「ファイル → ユーザー設定 → 設定」からGUIで同様に変更できます。

初心者に効くおすすめ拡張

Japanese Language Pack

UIを日本語化。初回に入れておくと迷わない。

Prettier

コード自動整形。保存時フォーマットにするとキレイが続く。

ESLint

JavaScriptの品質チェック。チュートリアルに沿って初期化。

Python

Pythonを書くなら必須。Lint/デバッグも一括対応。

Java Extension Pack

Javaの開発向け(Language Support, Debuggerなど)。

GitLens

誰がいつどこを変更したかを可視化。学習にも役立つ。

保存時に自動整形(Prettier)
{
  "editor.defaultFormatter": "esbenp.prettier-vscode",
  "editor.formatOnSave": true
}

Hello World(保存→実行)

ここではインストール直後でも試せる HTML を例にします(ブラウザで動く)。

<!doctype html>
<html lang="ja">
<meta charset="utf-8">
<title>Hello VS Code</title>
<h1>Hello VS Code!</h1>
<p>編集→保存→ブラウザで開けばOK。</p>
  1. VS Codeでフォルダを作成(例:hello-vscode)。
  2. 上のコードを index.html として保存。
  3. エクスプローラーで右クリック→既定のブラウザで開く
    Live Server拡張を入れると自動リロードで快適)

※ Python や Node.js を実行したい場合は、それぞれ Python / Node.js を別途インストールしてから実行してください。

よくあるつまずき

  • code コマンドが使えない:Macは「Shell Command: Install ‘code’ command in PATH」を実行。Windowsはインストーラーで「Add to PATH」を有効にして再起動。
  • 日本語が文字化け:右下のエンコーディングを UTF-8 に切替。保存時に再エンコード可。
  • 拡張がインストールできない:ネットワーク/プロキシ設定を確認(設定で「proxy」を検索)。
  • フォントが見づらいeditor.fontSizeeditor.lineHeight を上げる。等幅フォントの導入も効果的。

次に読むと効率が上がる記事

FAQ

VS Code と Visual Studio は別物?

別物です。VS Codeは軽量エディタ、Visual StudioはWindows向けの大型IDEです。初心者にはVS Codeが扱いやすいです。

どの言語を始めるのが良い?

WebならJavaScript、データ分析ならPython、業務システムならJavaが定番。VS Codeはどれにも対応できます。

著者:まーくん|更新日:2025-09-04