
はじめてのプログラミング学習ロードマップ
これから始める人向けに、最短で“作れる人”になるための流れを一本化。VS Code導入 → Progate → ドットインストール → 模写コーディング(Codejump) → 自作LP/サイト(AI活用で課題出し)→ 就職/転職 の順に、“何を・どのくらい・どう評価するか”まで具体化します。
このロードマップで得られること
- 学習を順番化し、迷いを0にする
- “見て終わり”を防ぎ、必ず手が動く状態にする
- ポートフォリオ(面接で見せられる成果物)が手元に残る
Step 0:VS Code を導入(最短10分)
まずは道具を整えます。VS Code は無料・軽量・拡張が豊富。初心者向け VS Code の入れ方を見ながら、日本語化・おすすめ拡張・保存時フォーマットまで終わらせましょう。
- 最低限の拡張:Japanese Language Pack / Prettier / GitLens
- Git も同時に使えるとベスト:Git超入門
Step 1:Progateで基礎固め(概念を一気に掴む)
Progate は図解+スライドで概念を素早く掴むのに最適。HTML/CSS/JavaScript(もしくはPython/Java)など、やりたい分野の道筋を一気に俯瞰しましょう。
- 狙い:用語・全体像・代表的な文法を“覚える”ではなく見渡す
- 目安:1〜2週間で2コース以上(メモ取り推奨)
- アウトプット:重要語の1行定義をノート化(例:DOM=HTMLをツリーとして扱う仕組み)
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Step 2:ドットインストールで“手”を育てる(短時間×反復)
ドットインストールは3分動画で“手を動かす習慣”がつきます。毎日2〜3本ずつでOK。止めて真似して打つ→詰まったら10秒戻す、を繰り返します。
- 狙い:タイピングで迷わない指を作る(コピペでは伸びません)
- 目安:1〜2週間、毎日30〜45分
- アウトプット:やったことをそのままGitでコミット(学習ログが職歴の代わりになります)
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Step 3:模写コーディング(Codejump推奨)
模写は設計目線を育てます。Codejump は学習向けに作例が整理されていて難易度調整しやすいのが利点。
- 作例を1つ選ぶ → まず完成イメージのスクショを保存
- 骨組み(HTML)→ 見た目(CSS)→ 動き(必要ならJS)の順で作る
- Figma/DevToolsで余白・フォント・色を計測して合わせる
- できたらBefore/Afterの画像をREADMEに並べる
コツ:スマホ幅→PC幅のモバイルファーストで作ると崩れにくい。
ここからいけるよ!Step 4:自作LP/ホームページを作る(AIで課題を出してもらう)
いきなり“完全オリジナル”はハード。まずはテーマを1つ決める(例:カフェLP、ポートフォリオ、架空サービス)。AIに要件定義を手伝ってもらい、短いスプリントで小さく作って小刻みに改善します。
AIへの依頼テンプレ(コピペOK)
あなたはウェブ制作の講師です。初心者向けに、1週間で完成できるランディングページ課題を出してください。
制約:HTML/CSS/プレーンJSのみ。長いアニメは禁止。スマホファースト。
出力:
1) ペルソナとサイト目的
2) 必要セクション(見出しと要素)
3) ワイヤーフレームのテキスト説明
4) 色・フォントの提案(Google Fonts)
5) 完成チェックリスト(アクセシビリティ/表示速度含む)
完成させるためのチェックリスト
- 目的(1行)が冒頭に書ける
- CTA(お問い合わせ/申込)が目立つ
- スマホ幅(375px)で崩れない
- Lighthouse で Performance 80+ / A11y 90+
- READMEに機能・スクショ・学びを記載
- 無料ホスティング(Vercel/Netlify等)にデプロイ済み
Step 5:作品を“職歴”に変える(就職/転職)
面接は作品×説明力で戦えます。3点セットを用意しましょう。
- GitHubリンク(コミット履歴で継続を示す)
- デプロイURL(スマホで開ける実物)
- README(目的/工夫/大変だった点/今後の改善)
READMEの雛形(コピペOK)
# プロジェクト名
- 目的(1行): 例)カフェの来店予約を増やすLP
- 役割: デザイン/コーディング/テスト
- 期間: 7日
- 技術: HTML/CSS/JS, Git, Lighthouse
## スクリーンショット
- Before(模写元/参考): 画像URL
- After(完成): 画像URL
## こだわり・工夫
- 例)ファーストビューのLCPを2.0s以下に最適化(画像の遅延読み込み)
## 難しかった点と解決
- 例)ヘッダー固定によるレイアウトずれ → sticky + padding-top で解決
## 今後の改善
- 例)フォームのバリデーション強化、アクセシビリティ改善
面接では「作り直すなら何を変えるか」を話せると評価が上がります。

学習スケジュール例(8週間)
Week 1
- VS Code導入・日本語化・拡張
- Git初回設定・学習ログ用リポジトリ作成
Week 2–3
- Progateで基礎2コース
- 用語の1行定義ノート
Week 4–5
- ドットインストール毎日30–45分
- 学習ログを毎日コミット
Week 6
- Codejumpで模写1本完走
- Before/AfterでREADME作成
Week 7–8
- AIで課題をもらい自作LP完成
- デプロイ→応募開始
よくあるつまずきと回避策
- 動画を見て満足 → 毎回完了コミットを1つ残す(ログ=資産)
- 完璧主義 → 小さく出す。LPは1週間で“良い未完成”を公開
- 環境で迷子 → VS Code記事をブックマークして戻る / つまずきはREADMEに記録
FAQ
Progateとドットインストールは両方必要?
役割が違います。Progate=概念の俯瞰、ドットインストール=手を動かす練習。両方やると定着が早いです。
模写は何本やればいい?
最低1本完走。余裕があれば2本目で難易度を少し上げ、最後に自作LPへ進みます。
バックエンドをしたい場合は?
このロードマップの後に、Node.js/Python/Javaの基礎→簡単なAPI→フォーム送信のバックエンド化へ進むと良いです。